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十勝 晩晴のヒミツ

  • 執筆者の写真: Rutile Design
    Rutile Design
  • 11月4日
  • 読了時間: 3分

私が以前からブランディングさせてもらっていた

なまら十勝野の商品として十勝産のさつまいもを使った干し芋の

ブランディングのお仕事がありまして、

正直干し芋は差別化しにくいし、九州の高級品にはおそらくまだ

勝てないだろうし、難しいなと思っていたのですが、

なまら十勝野の方々から北海道でのさつまいもの歴史や

かつて十勝地方の開拓に大きく関係した晩成社の話などをうかがって、

干し芋のネーミングを決めました。


九州と北海道、特に十勝地方で育ったさつまいもはより

しっとり甘くなるそうなのです。

100年前、晩成社が十勝を開拓していた時はまだ

気候的にさつまいもの栽培が難しかったようですが、

温暖化(?)によって北海道でも安定した

さつまいもの収穫ができるようになったということを、

名前に込めて最初は「盤星(BANSEI)」という名前で

ご提案していました。


晩成社が創り上げた「地盤」から100年越しの願いが

叶ったという意味でです。お願い事は星にするので^^


ただ、まったく意図していなかったのですが

呪術廻戦に全く同じ名前のカルト宗教がでてくるので

どうなんだろう・・・と思っていたところ、

干し芋だけではなく十勝産のさつまいもブランドとしての名前も

BANSEIにしたいとのご要望があり、

ならば、日照時間が長くて夜は冷え込む十勝独特の気候によって

おいしくなるさつまいも、ということで

晩晴芋という漢字に変更しました^^


ree

ここに至るまでに本当にいろいろと九州との差別化など

さつまいもに関して調べまくり、

いろんな観点から考え抜いてこのご提案をさせてもらい、

私自身もすごく気に入った名前になったのですが、

とてもわくわくしていた晩晴プロジェクトは残念ながら私の手から

離れることになるようなのでとても名残惜しく思っています(>_<)


十勝を代表するブランドとして私が思う最も理想の形や、

どのような客層に手に取ってもらい、どのように感じてもらうか、

なまら十勝野の魅力を損なわないブランディングを私なりにしてきたつもりでしたが、

それらがうまく伝えられていなかったようでとても残念です。

私の性別や立場がフィルターになってストレートに伝わらないことは

よくあることではありますし、そこに時間や労力をかけるつもりはないので

私はこれで良かったと思ってはいますが、この年になってもまだ

そういった「お勉強」が必要なのだと痛感しました((+_+))



でも、この晩晴というブランドには希望があり、

野菜の作り手の熱い思いが十分にこもった名前だと思うので、

いつかこの名前で的確なデザインのもと多くの皆さんのところに

届けば良いなと思っています^^

 
 
 

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