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  • 執筆者の写真Rutile Design

ブランディング事例【グルテンフリー&ヴィーガンのパンとおやつ】

先日パン屋さんのブランディングで

新十津川に撮影に行ってきました。

お店の名前は

『田んぼのおやつ』さんです。




ブランディング
ロゴデザイン


なんと、小麦粉・卵・乳製品・白砂糖・合成香料不使用の

グルテンフリー&ヴィーガンのパンなのです…(; ・`д・´)



ブランディング撮影
ブランディング撮影


奥さまの実家がお米農家だそうで。

しかも自然栽培のお米の米粉を使っているそうです。


正直、ヴィーガンのパンなんてたいして美味しくないと思っていたんです。

何かしら犠牲にして健康のために我慢して食べるもの…

それが私のヴィーガン料理の印象だったのですが


衝撃的に美味しかったです( *´艸`)


撮影につかったパンをお土産にいただいたのですが、

中でもカンパーニュは絶品でした。

小麦粉のパンと違ってあまり膨らまない代わりに

密度の高いパンなのですぐおなかいっぱいになりますよと

言われていたものの、確かに食べごたえはありますが

おいしくてパクパク食べられちゃいます。


ベリーのタルトも信じられないくらい美味しくて

自分用に冷凍ストックしておこうと心に決めました。


米粉のパンとスイーツは小麦粉と違ってすぐ

硬くなってしまうのでネットショップで購入する場合は

冷凍で発送されます。


私は電子レンジをあまり使いたくないので、

オーブンで焼きなおして食べるか、

鉄のフライパンで焼きなおす派ですが、

原料がお米なので蒸し器で温めても美味しいらしいです!


ネットショップはこちら↓


ブランディング前がこうだったので


ブランディング前
ブランディング前

だいぶ世界観がガラッと変わりましたが、

今が「正当な価値」のデザインになったと思います。


グルテンフリーでヴィーガンのパンとなると、

手間がとてもかかります。

また、小麦粉と違って膨らまないので原材料が多く必要になります。

つまりどう考えても小麦粉のパンより原価がかなり高くなります。


しかし、見た目は小さいので(おなかで膨らみますが)

「小さいのに高いパン」という印象になってしまいます。


実際はグルテンフリーでなおかつヴィーガンというとんでもなく

素晴らしい個性を持った価値あるパンなので

その価値を理解できる人からすればむしろ安くない!?

と感じるくらいだと私は思うのです。


なので高級感と、北海道の珍しいお米を使っている

意識高い系パン屋さんを印象付けるデザインにしました。


何故、このような田舎(すみません)で販売するには

難易度の高いグルテンフリー&ヴィーガンのパンを

作ろうと思ったのかとお聞きしたところ、

お子様がひどいアレルギーだったそうで食べられるものが

あまりなく、それがきっかけでこのような素晴らしい個性の

パンとスイーツを作り始めたのだそうです。


親の愛ってすごい…(´;ω;`)ブワッ


それでもここまでの完成度に高められたのはとても

凄いことだと思います。


また、好感が持てるのはオーナー様はヴィーガンやってるけど

完全に徹底しているのではなく臨機応変に外食では

卵もお肉も口にしているところです。


私もお肉を食べないペスカタリアンをやっていますが、

もちろん商品開発の過程で必要ならお肉も食べます。

家では全く食べないですけど。


そういった不自然に偏らない思想や

ご夫婦の仲の良さやお子様への愛情が

パンやスイーツの味、

完成度の高さに絶対に反映していると思います。


有機栽培や無添加商品作ってる方がたって

ほんとに人間的に優れている人が多いので好きです。


また、個人的なことですがとても嬉しかったのが、

田んぼのおやつのオーナー様が私にブランディングを

依頼したキッカケが、1年前にとある集まりで私が

ブランディングについてプレゼンした時の資料を

奥さまのお兄様が保管してくれていていたらしく、

それを見て問い合わせをしていただいたらしいのです…。

あんな、普通のコピー用紙で印刷しただけの

ペラ紙を持っていてくれた人がいたというのが

とても嬉しくて(>_<)


どこで良い出会いがあるかわかりませんが

ブランディングについて語っておいて良かったです笑




2月末にはチカホで田んぼのおやつのパンとスイーツが

販売されますので冷凍じゃない作りたてのパンとおやつが

食べられます!

私は大人買いする予定です。

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