たかがサイン。されどサイン。
5月オープン予定のカフェの美装が終わり、各種サインを設置してきました。
オーナーさんにも「かわい~w」と言っていただき安心。
店舗のオーナーさん、看板やトイレマークなんてどうでもいい、と思っている方も少なくないと思います。
けれども、ピクトグラムのような一目見ただけで年齢・国籍問わずみんなが理解できるような
マークをつくることはとても難しい…けどとても重要です。
色で違いを出しても色弱の人は見えなくなるし、
環境によっては正しい色に見えなかったり…
文化の違う外国の方には誤解を与えてしまったり。
そして尚且つ、かっこよくて美しくなければならないというのがまた難しい…。
こだわる人はトイレマークやキャッシャーマークまでもこだわります。
私もこだわります^^;
だって、せっかくキレイな内装したのになんで看板やピクトグラムで皆さん手抜きするんでしょうか??
もちろん、弊社はトータルコーディネートなので全部その店舗に合わせ作製しますが…
おかげさまで、弊社には意識高いお客様が多いので「たかがサイン」にある程度の予算を
かけてくれるかたが殆どです。
絶対にその「たかがサイン」で空間の美しさは変わるので妥協しないていただきたいです。
看板も同じですね。
お店かっこいいのに看板で失敗している店舗もあるし、店ださいのにやたら看板だけ
イケてる場合があります。デザインした方が別々なんでしょうね。
お店の目的やコンセプトがはっきりしていなくてもこうなるし、コンセプトしっかりしていても
複数のデザイナーさんが介入するとこうなります。
特に店舗の場合は看板はとても重要なのに、とても残念な場合が多い…
たまにとんでもなくクソダサい看板を見かけます。
かっこつけすぎてよくわからない看板も見かけます。
狙っているのならわかりにくくても良いですけど、機能とデザインを両立してこそ
「良いデザイン」だと考えています。
まず、その看板はなんのために必要なのか?というところからしっかり考えていただきます。
目立ちたい、女性が受け入れやすい感じにしたい、一目で飲食店だと認識してほしい、
車からでも見えるようにしたい、などなど目的は様々なのですからまずは目的をはっきり
させないと、何のためにこの看板はあるんだろう?となってしまいます。
そもそもあなたのお店にその看板は必要ですか?というお話をする場合もあります。
お店なんだから看板つけなきゃ!という先入観でわざわざダサい看板つけている場合がありますが、
立地や営業スタイルによっては必要無い場合もあります。
当然、デザイン会社からしたら製作するものが沢山あった方が儲かるので敢えて
「それ必要ですか?」とは言ってくれないかもしれませんが、私は言います。
だってその方が正しいし、美しいから。
ー店舗工事・デザインのトータルコーディネートRutile Designー