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怖い話(ヒトコワ)

  • 執筆者の写真: Rutile Design
    Rutile Design
  • 7月3日
  • 読了時間: 5分

暑すぎるので怖い話を披露します。


追い詰められた人や会社はとんでもなく愚かな行為を行う場合があります。


その理由はたいてい「エゴ」です。

クソの役にもたたないようなプライドを守るためであったり、

保身のためであったり。


その結果失うものが多くとも、

会社として金銭的負担が多くなったりしても

何故だかそのわけのわからない「エゴ」のために

誰がどう考えても愚かな行いをする現象が起こります。


新築は数千万から数億のお金が動き、

また、安全性が求められるうえに

住宅の場合そこで何十年と過ごすことになるので

新築時のトラブルは尾を引くことになります。


もちろん、家を建てるお客様側に大きな問題がある場合も

ありますが少なくとも私のお客様はほとんど

まっとうで極めて常識的です。

むしろ今回のトラブルでいうとお客様がかなり譲歩し、

本来なら圧倒的被害者であるにも関わらず工務店の事情も考慮してくださり、

設計の立場の我々にも十分な配慮をしてくださり、

感情的になることも無く、こんなにも立派な方って地球に存在するのか…

と思うほど非の無いお客様でした。


カンタンに言うと工務店が構造に関わる部分の強度を

間違って発注(もちろん数値低い方に)したにも関わらず

その責任を設計事務所のせいだとお客様に説明したうえに

代表である社長は一度もお客様に会うことも無く

(お客様わざわざ道外から打ち合わせに来てる)

あとは弁護士と話してほしいという、これ以上の悪手ってある??

というほど愚かな流れを作ってしまったのです。


更にはミスが起こったのは設計事務所のせいなので

損害賠償請求するなどと言っていたらしく

(もちろん図面にも構造計算書にもちゃんと強度書いてる)

責任転嫁するような発言を繰り返し、お客様からの信頼を

一瞬で失ってしまった…という怖い話です。


幸いにも最終的にはお客様の被害は最小限で済んだので

まだ良かったですが、もし違約金払って工事進んでいたところまで

全額支払いして・・・・などとなっていたら本当にゾッとします。


また、更に怖いのは工務店はガチで設計事務所のせいだと思っていたっぽいところです。

自社のヒューマンエラーによる発注ミスを設計のせいにできるその厚かましさ。


その工務店は「千歳の会社はみんなこの強度で施工している」とのこと。

(基準法は満たしている)

まあ、だからといって強度間違いが正当化されるわけではないのですけど…。

ちなみに札幌の工務店何社かにきいたら

「今時そんな強度で施工してるとこなんてあるわけない」と言われました。


もしかすると、本当に札幌と千歳の「当たり前」の違いは実際に存在するのかもしれません。

だからこそ工務店も下請け業者も間違いに気づけなかった可能性はあります。


ヒューマンエラーは当然いつでもどこでも起り得ます。

起ったうえでどのように対処し、どのようにお伝えするかで

その後の命運が分かれると思うのです。


しかもお客様はそのミスを理解したうえでも

工務店にそのまま工事を続ける選択肢を与えてくれたのです。

普通なら速攻解約だと思うのですが。


一方的な被害者であるにも関わらずお客様は営業の担当者にも

「あなたに個人的に恨みがあるわけではないからまた一緒にゴルフ行きましょう」

というめちゃくちゃ大人な対応してくれたのに、直後に「あとは弁護士と話して」

という鬼畜対応。


怖い((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル


最終的には、設計事務所のせいだと言ってみたり

明らかに間違っている強度に対する自己解釈を述べたり

何故か強気な態度だったり、ちょっと理解不能な言動ののち

土地(建築条件付きだった)も工事契約も解約されました。


やっぱり「女は痴漢やレイプされるうちが花」などという発言をする

営業担当がいるような建築会社はこういうことするんだなって思いました。



これはきっと偶然なのですけど、

私に謎のマウントとってきたりお客様の利益を優先せずに自分のエゴを押し通そうとして

お客様からの信頼を失い、最終的にお客様が数百万の違約金を払って解約したのも千歳の工務店でした。


何故だか千歳の工務店とは相性が悪いみたいです。

※もちろん素晴らしい工務店も千歳にはたくさんあります


今は建築費が爆上りして数年前のように誰しもが家を建てられる時代ではなくなってしまいましたが、

だからこそ今新築をするお客様は億越えの物件であることが多いように思います。


ゼネコンに住宅建築が向いていないように、

小規模住宅ばかりやっている工務店に店舗の新築や

億越えの豪邸物件は不向きなのです。


また、設計事務所が設計する住宅は設計事務所経験のない工務店が

施工するとほんとうにいいことありません。

設計側もリスクが多いしストレスです。

その結果お客様が損を被るケースもあります。


私は基本的に猫が重要です。

人間よりも猫やもふもふ生物の幸福を優先したいです。


何故なら猫は幸せしかもたらさないからです。


しかしながら人間はクソみたいな理由で害を与えてきます。

そんな生物がどうなろうと私は興味が無いのですが、

少なくとも私が関わるであろう建築やデザイン関係の

お客様には不幸になってほしくないと思っています。


 
 
 

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Rutile Design(ルチルデザイン) / 北海道札幌 / グラフィックデザイン / パッケージデザイン

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