先日、札幌スイーツ&カフェ専門学校にて
先生やってきました。
講師などの経験はなくちょっと不安だったのですが、
なんとか乗り切りました。
授業内容は主に
『ブランディング』についてお話をしました。
専門学生はまだ10代の方々。
なんというか…普段接しない年代の子たちなので
どんな話に興味をもってもらえるのかな?と
色々考えました。
スイーツ&カフェ専門学校はいわゆる
パティシエの卵だったり、
カフェの経営を目指している子だったり、
必ずしもパティシエにることを
目指している人たちばかりではないのですが、
私のお客様でもある千歳のパティスリーウノズさんは
ブランディングに成功したわかりやすい例だと思い、
実例を踏まえてお話をさせてもらいました。
どのくらい若い彼らに響いたのかはわかりませんが、
真剣に聞いてくれている子もいて
(寝ている子もいましたがw)
初めての経験である「講師」をできて
とても良かったと思っています。
今の若い子たちはどんなことを考えているのかな?
というのを知りたくて、先生方に協力してもらい
事前にアンケートを生徒さんにとってもらいました。
<将来自分がお店を経営するとしたら?>
をテーマにどんな商品を扱うか、
どんなお店作りにするか?
などなど自由に文章やイラストで表現してもらいました。
ほんとに生徒さん様々でアンケート用紙にびっしり書いてくれたり、
2行で終了だったり、細かくケーキのイラスト書いてくれたり、
お店の間取りを書いてくれたり、値段設定をしっかり考えたり、
大人でも難しい「概念」をコンセプトに設定したり、
個性が爆発するアンケート結果でとても興味深かったです。
これは私の肌感覚で、最近の若い子は
極端なくらいの二極化で中間層の
「普通の子」がいない、というイメージでした。
実際のアンケート結果を見ても
よりリアルに想像して自分のビジョンがしっかり描けている子と
ほんとうにパティシエ興味ある?のような関心が薄い子と
はっきりわかれている印象でした。
あたりさわりなく…のような生徒さんがとても少なく、
積極性において両極端な感じです。
比較的積極的な内容を書いてくれている何人かの
生徒さんをピックアップして授業中に
どうしてそのコンセプトにしたのか?
なぜこの価格にしたのか?
などなど細かく聞いて意見を交わしたりして
色々と興味深い共通点がわかってきました。
まず、お店の内装イメージをかいている生徒さんは
「韓国」というキーワードがよく出てきました。
やはり若い世代は影響を強く受けているのだなと感じます。
また、カフェのコンセプトで「推し活」ができるカフェ、
という生徒さんが何人かいて、私は推し活がよくわからないので
生徒さんに「推し活って何?」「具体的にどんなことするの?」と
聞いてみましたところ、詳しく教えてくれて実際にそのような
コンセプトのカフェがすでに存在しているらしく…。
へぇ~(´・ω・`)納得
全然知らなかった。
若い子たちにいろいろと教えてもらい、
10代の子の価値観や好意的な物がなんとなく
理解できたような気がします笑
中には「そこに目をつけるとは!!」というような
とても面白く独創的なコンセプトを設定し、
しかもマーケティング的にもリアルに経営可能な
お店では?と思えるほど良いアイディアをもっている
生徒さんもいて、いろいろと驚かせられました。
たった1コマ50分の中だったので
全てを伝えることをできなかったのですが、
もしお店を将来的に経営するとしたら
「差別化」「明確なコンセプトの設定」「自分の中の<好き>が重要」
「素材はホンモノを使うべし」「価値は魅せ方で変化する」
という話を具体的な私のブランディング例にのっとって示し、
彼らが数年後独立した時に思い出してくれれば
1年でつぶれる店にならないような手助けができたのでは
ないのかなぁ…と思っています。
授業の間にちょっと待ち時間があったので
実習で生徒さんが作ったごはんを食べさせてもらいました^^
もちろんデザート付き( *´艸`)
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